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コンクリート製品の長寿命化にバイコン製品をです。

景観関連製品

コンクリート製品の長寿命化に
バイコン製品を

バイコン製品は、コンクリート構造物の特性として重要な強度・耐久性に付いて他工法に比べて優れています。

バイコン製品の特徴

バイコン製法とは、超固練りのコンクリートを、バイコン成形機によって、強力な振動と圧縮力を加え、成形終了後に即時脱型する製法です。
コンクリート硬化に必要以上の水を極力減らし、振動(VIBRATION)と圧縮(COMPRESSION)の作用によって締め固め即時脱型するコンクリート(CONCRETE)のことです。
バイコンは特殊な混和剤を用いるのではなく、コンクリート中の骨材容積を可能な限り多くなるように骨材と粒度を調整したコンクリートです。

他製法との比較

遠心力製法


材料分離=大
水セメント比45%

遠心力(回転力)により、比重の重い骨材が外側に片寄り、比重の軽いセメントペースト分は内側に片寄る傾向になります。

流し込み製法


材料分離=中
水セメント比50%

振動により比重の重い骨材が下側に片寄り、比重の軽いセメントペースト分は上側に片寄る傾向になります。

バイコン製法(当社)


材料分離=小
水セメント比38%

セメント・骨材が均一・密実

バイコンの諸特性

バイコン製品は、コンクリート構造物の特性として重要な強度・耐久性について、他工法に比べ優れています。

圧縮強度

コンクリートの圧縮強度には水セメント比が最も大きく影響します。
水セメント比の小さいバイコン製品は圧縮強度が大きくなります。

水セメント比の変化と強度

圧縮強度と水セメント比(W/C)の関係を示しています。
水セメント比の増大により、圧縮強度が減少します。

耐中性化

コンクリートの中性化とは、コンクリートのアルカリ性が低下していく現象のことで、鉄筋の腐食が起こります。
鉄筋コンクリートの寿命が数十年と言われているのは、中性化に原因があります。

中性化によるコンクリートへの被害状況

促進中性化試験

中性化の測定方法としてはフェノールフタレイン法を用います。
(赤く変色していない部分が中性化しています。)

耐薬品性

下水道施設などの環境下では、薬品に対する耐久性がコンクリート製品に求められます。

耐凍結融解

コンクリート中の水分が凍結するとその氷圧のために微細なひびわれが起こります。
凍結と融解が繰り返されるとその損傷は激しくなっていきます。
この現象を、コンクリートの凍結融解と言い、寒冷地でのコンクリート製品では深刻な問題となっています。

促進凍結融解試験

コンクリートの凍害による抵抗性を評価する試験です。
-18℃~5℃の温度履歴を繰り返し与え、劣化を促進させます。

試験結果から水セメント比の小さいバイコンの耐久性が高いことが確認できました。

※土木学会基準JSCE-G501「コンクリートの凍結融解試験方法」に準拠しています。

施工後20年経過の現場。表面色は少し変色しても、表面は変化しません。
バイコン製品は表面のペースト部分の風化が少なく、寒冷地でも使用できるのが特徴です。

凍結融解による流込み製品の被害状況



施工後5~6年の現場。凍結融解によるペースト落ちで表面が崩壊しています。
水抜き部は特に激しい状態です。

環境にやさしい

少ないセメント使用量で高い強度を出すことが可能なバイコン製法は、CO2排出抑制に貢献する製法です。

少ないセメント量で高強度製品が製造できるため、他製法のプレキャスト製品に比べて製品ボリューム当たりのCO2排出量が削減されます。
さらに、バイコン製法は蒸気養生を要さず、自然養生で高強度を発現するため、養生に関しても環境にやさしい製法です。

バイコンはCO2発生量の少ない、地球に優しい工法です

建設資材生産時に排出されるCO2量は、日本全体の13%を占めていると言われ、コンクリートの材料でもっともCO2の排出量の多いのはセメントです。
バイコンは振動・圧縮で成形するので、均一に混合でき、セメントを用いる量が少なくてすみます。

バイコンは、製造時のCO2の排出量のもっとも少ない工法なのです。

環境にやさしい、省エネルギー、リサイクル

「バイコン製品とは?」全国バイコン協会 引用

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